1本目で「毎朝見る画面」、2本目で「拾う・選ぶ・反映する」を書きました。最後は 通知と入口 の話です。
通知が増えると、仕事が止まる
チャットツールは便利です。依頼が早い。雑談もできる。ただ、通知は作業場所ではありません。
- ポップアップが出るたびに集中が切れる
- 「とりあえず返信」で終わり、タスク化されない
- 重要なものと雑談が同じ速度で流れる
小さな会社ほど、全員が同じチャンネルを見ていることが多く、通知の量=全員の負荷 になりやすいです。
方針:通知を増やさない
うちで試しているのは、次のルールです。
- 新しい通知チャンネルを増やさない(既存の入口を増殖させない)
- 依頼や更新は 業務画面に載せる(朝見る場所に寄せる)
- チャットは 「見に行ってください」ではなく「載せました」 の確認程度に留める
つまり、Slack(やメール)は 入口の裏方 に寄せ、毎朝開く画面 を業務の正面に置きます。
入口が一つあると何が変わるか
- 朝のルーティンが固定される(1本目の話)
- 「見落とした」が 画面を見ていない 問題として話せる
- チャットを追いかけなくても、載ったものは載った 状態になる
全員が常にチャットを監視している必要が減ります。緊急の連絡は別ルート(電話、明示的なメンションルール)で足ります。
AI との組み合わせ
2本目の「拾う・選ぶ・反映」がここで効きます。
- チャットに流れた依頼 → AI が 候補として拾う
- 人が 選ぶ
- 選んだものだけ 業務画面に反映
チャットに新しい Bot 通知を足すのではなく、既存の流れを業務画面側で受け止める イメージです。通知音が増えないのがポイントです。
うまくいかなかったこと
- 最初は「全部チャットで完結」派がいた → 習慣の移行に時間がかかった
- 業務画面が見づらいと、結局チャットに戻る → UI もセットで直した
- 「載せる」ルールが曖昧だと、誰も載せない → 最低限のテンプレを決めた
小さな会社で再現するなら
大規模な開発は不要です。
- 毎朝開く URL を決める(スプレッドシートでも可)
- 「載せる」担当をローテーション しない(全員が載せられる形に)
- チャットは入口、画面は作業場 とチームで合意する
- AI は載せる前の 下書き から始める
完璧な統合より、通知が増えない ことを優先しました。
シリーズのまとめ
| # | テーマ |
|---|---|
| 1 | 毎朝何を見るか決める |
| 2 | 拾う・選ぶ・反映する |
| 3 | 本記事 … 通知を増やさず入口を一つに |
urokogumo は小さな会社です。情報整理は「大きな DX」ではなく、毎朝の見方と、AI の使い所を決める ことから始まりました。
同じ規模の会社で、入口が増えすぎていると感じたら、参考になれば幸いです。
シリーズ: 小さな会社のための情報整理 · 3 / 3